労働分配率とは、業績が横這いから下落傾向に入り、深刻な状況に陥る前から、売上高の変化や従業員数の増員に伴う経営体質の変化を冷静な数字で常に監視するための有効な指標である。
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労働分配率(%)の計算は、「人件費」を「付加価値」で割ったものに対して100をかけたもので算出することが出来ます。計算方法の中における付加価値とは売上高から仕入原価、原材料費、外注費等を差し引いたものを意味しています。物品販売市場やサービス業においては、付加価値とは粗利益のことを意味していると言っても良いでしょう。労働分配率を潰れにくい会社を導き出す指標にすることができます。労働分配率による経営状態の評価は次のようになります。労働分配率は人件費と粗利益とのバランスから経営体質を判定することが可能になります。人件費が大きくなり粗利益が小さいと労働分配率は大きくなり労働分配率が低下し,経営状態が悪化します。経営状態を良くするには、人件費以上のペースで粗利益が上昇していかなければならないことになります。
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日本経団連、御手洗冨士夫会長は今春闘の労使交渉に向け「業績のよい企業は働く人への賃金アップすることを検討してもよい」と好業績企業の賃金上げを容認しました。「労働分配率が下がり続ける計算の現状況に大きな変化は起きていない」と大幅な賃金上げの獲得を掲げるなど、春闘前か闘争の気配となっていました。御手洗会長は、労使交渉について「景気回復が続いているが、自社の支払い能力がどの程度あるかを見定めたうえで経営側の姿勢を決めねばならない」と企業業績や体力に応じて賃金上げを判断すべきだと話しました。御手洗会長は付加価値のうち、賃金など労働者への配分の割合を計算し示す労働分配率が低下傾向にあることについて、「労働分配率は業種や企業ごとに異なり、総額人件費改定の目安となるものではない」と話しました。計算上の労働分配率の低下を理由とした賃金上げに難色を示しました。先行きへの不安を募らせており、今春闘で企業が賃金上げを行うかが注目されます。
個人消費の拡大が不可欠です。安定には労働分配率の向上にが必要です。春闘最大の争点として労働分配率の底上げを求める考えを強調しました。春闘で、経営側に譲れない部分は「労働分配率の引き上げだ。賃金を上げないことには景気も戻らない。労働分配率はピークに比べて十数%落ち、税や社会保険料などの負担増や、社会保障における給付の削減などで可処分所得は下がり続けている。だからGDPの6割を占める個人消費も停滞し、経済全体の規模が大きくならない。賃金を上げ消費を拡大する意外に手は無い。意見交換を経団連と行うが世界でも最低水準にある時間外労働賃金の割増率や、パートや派遣社員を含む非正規雇用の問題についても議論したい」原油高や食品などが値上がりし、消費者の実情は厳しい。今年、政府の予想以上に物価は間違い無く上がるでしょう。貯蓄ゼロ世帯の物価に対する受け止め方も議論の必要があります。株価下落や原油高で、企業業績にも陰りが出る懸念があります。賃金を押さえ込むと、かつてきた道をまた歩むことになります。経営側にも将来への懸念を訴え、わかってもらいたいところです。